ツモとロンの点数計算|支払いの分け方を図解
「ロンなら、放銃(ほうじゅう)した人ひとりからもらうだけだから分かる。でもツモだと、点数を3人で分けて…あれ、だれがいくら払うんだっけ?」。麻雀の点数計算で、ロンはできてもツモの分配でつまずく人はとても多いです。
でも大丈夫。ツモの分け方にはかんたんなルールがあって、そこさえつかめば「1000/2000」みたいな表記もスッと読めるようになります。この記事では、ころんといっしょにツモとロンの支払いのちがいを、表と具体例つきでやさしく見ていくよ。
まず「ロン」と「ツモ」で払う人がちがう
同じあがりでも、だれが点数を払うかがロンとツモでまったくちがいます。ここが分配を混乱させる正体です。
- ロン(あたり牌を他人が捨てた):放銃(ほうじゅう)した1人だけが、点数を全額払う。ほかの2人は払わない。
- ツモ(自分でツモってあがった):負けた3人みんなで分けて払う。
ツモのときの「みんな」が具体的にだれかは、あがった人が親か子かで変わります。
あがった人 | ツモで払う人 |
|---|---|
子があがった(子ツモ) | 親1人+子2人の合計3人 |
親があがった(親ツモ) | 子3人 |
つまりツモは「あがった本人以外の3人」で負担する、とおぼえておけばOKだよ。
ツモの分け方ルール:親は子の2倍
3人で分けるといっても、きっちり3等分ではありません。大事なルールはひとつだけ。
「親は子の2倍を払う」——これだけです。
点数の世界では、支払いの単位を「◯枚分」とイメージすると分かりやすいよ。子1人分の支払いを「1枚」とすると、親は「2枚」払う、という関係です。
ツモの種類 | 親の負担 | 子ひとりの負担 |
|---|---|---|
子ツモ | 2枚分 | 1枚分ずつ |
親ツモ | (親はあがった側) | 2枚分ずつ(3人とも同額) |
親ツモは、払うのが子3人だけ。しかも「親には子の2倍」というルールから、子はみんな「親のぶん=2枚分」を払う、と考えると自然です。だから親ツモは3人とも同じ金額になります。
「◯◯点オール」「◯◯/◯◯点」の読み方
点数表やアプリでよく見るこの表記、ルールが分かればもう読めます。
表記 | だれのツモ? | 意味 |
|---|---|---|
2000点オール | 親ツモ | 子が3人とも2000点ずつ(合計6000点) |
1000/2000 | 子ツモ | 子が1000点ずつ/親が2000点(合計4000点) |
子ツモの「1000/2000」は、左が子の払い・右が親の払いです。小さいほう(子)が左、大きいほう(親)が右、とおぼえると迷わないよ。
具体例で計算してみよう
実際に手を動かしてみます。ここで点数の「土台」になるのが基本点(きほんてん)で、式は基本点=符 × 2の(翻+2)乗です。符と翻がまだあやしい人は、さきに符の数え方と翻(ハン)からを読んでおくとスムーズ。とはいえ実戦では式を毎回計算するより表で読むのが基本なので、まずは仕組みだけつかめばOKだよ。
例1:子の30符3翻ツモ
基本点は 30 × 2の5乗 = 30 × 32 = 960。子ツモなので、
- 子ひとりの払い:基本点 × 1 = 960 → 100点単位に切り上げて1000点
- 親の払い:基本点 × 2 = 1920 → 切り上げて2000点
つまり表記は「1000/2000」。合計は 1000+1000+2000 = 4000点のあがりになります。
例2:親の30符3翻ツモ
基本点は同じく960。親ツモは子3人が「基本点 × 2」ずつ払います。
- 基本点 × 2 = 1920 → 切り上げて2000点を、子3人がそれぞれ払う
だから表記は「2000点オール」。合計は 2000 × 3 = 6000点。同じ30符3翻でも、親のほうが受け取りが多くなるね。
100点単位に切り上げるのを忘れずに
上の例でこっそり大事なことをしています。各人の支払いは、100点未満をすべて切り上げるというルールです。
基本点960から出た「子960・親1920」は、そのままでは払えません。ひとりずつ100点単位に切り上げてから渡します。
- 子:960 → 1000(40点切り上げ)
- 親:1920 → 2000(80点切り上げ)
ポイントは、合計してから切り上げるのではなく、一人ひとりの支払いを切り上げること。だから合計はキリのいい数字にならないこともあるよ。
まとめ
ツモの分配は、ルールにするとたった3つ。①ロンは1人が全額・ツモは3人で分ける ②親は子の2倍払う ③各人100点単位に切り上げる。これだけで「1000/2000」も「2000点オール」も読めるようになります。
とはいえ、口で「親は2倍」と言えることと、実戦で自分のあがりを即座に分配できることは別モノ。点数計算は知識というより技能で、手が勝手に動くまでには反復がいちばんの近道です。「ころんの点数修行」なら、ツモとロンの分配をレッスンでひとつずつ、ゲーム感覚でくり返して身につけられるよ。よんで分かったら、つぎは実際に数えてみよう。🌰
よくある質問
「2000点オール」ってどういう意味ですか?
親がツモであがったときの表記で、子3人がそれぞれ2000点ずつ払うという意味です。「オール=みんな同額」と考えるとおぼえやすいよ。合計は2000×3で6000点になります。
「1000/2000」はどっちが親でどっちが子ですか?
子ツモの表記で、左(1000)が子ひとりの払い・右(2000)が親の払いです。子2人がそれぞれ1000点、親が2000点払うので合計4000点。小さいほうが子、大きいほうが親、とおぼえましょう。
ツモとロンで合計点は同じですか?
ぴったり同じとはかぎりません。切り上げを一人ひとりに行うため、ツモのほうが少しだけ多くなることがあります。たとえば子30符3翻は、ロンだと3900点・ツモだと合計4000点で100点の差が出ます。
なぜ親のほうが多く払うのですか?
麻雀では親の受け取り・支払いが子の1.5〜2倍になるよう決められていて、ツモの分配でも「親は子の2倍払う」というルールがそのまま効いているためです。くわしい理由は別記事にゆずりますが、まずは「親は2倍」だけおぼえれば分配はできます。
切り上げは合計してからでいいですか?
いいえ。一人ひとりの支払いを、それぞれ100点単位に切り上げます。先に合計してから切り上げると点数がズレてしまうので、必ず個別に切り上げてね。
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